イタリアンレストランアルゾーニイタリア・オーナーインタビュー

矢田部淳
矢田部 淳
茨城県つくば市生まれ。
高校卒業してすぐ、調理を学びに渡英。イギリスの3つ星レストラン『Waterside Inn』の他、星付きレストランでの修行を経て、『代官山ASO』でイタリアンを学ぶ。

アルゾーニのオーナーの長男でもある
矢田部淳さんがこのたびアルゾーニの料理長に就任しました。
今回は、矢田部料理長にコレまでの経緯や今後の目標などを聞いてみました。

Q そもそも料理人になったきっかけは?

これははっきり覚えてます!
子供の頃はサッカーをやっていて将来は鹿島アントラーズに入ろうと(笑)思ってましたが、怪我でサッカーは続けられなくなり、高校の2年ぐらいまでは周りの流れにのって大学受験を考えてました。

丁度その頃にですね、母がアルゾーニの立ち上げの為にリサーチで色々なお店を回っていたのでそれに付いて行くことがありました。で、ある時行ったのが六本木にある『サルバドーレ』というお店だったのですが、そこはオープンキッチンで色々な国の料理人がいてみんなイタリア語で喋っていてすごくかっこいいと思ったんです。

で、これだなと…

元々料理は好きで、高校の僚で自分で本見ながらトマトソースを作ったり、チーズを買って来てカプレーゼを作ったりして友達と一緒に食べたりはしていたのですが、その時料理人になるのを決心して、受験勉強はバサッとやめて専門学校の資料を取り寄せました。

Q これからのアルゾーニをどの様にしようと考えてますか?

アルゾーニは自分の原点です。

料理人になったきっかけもそうですし、イギリスに渡り仕事がきつくてもがんばれたのは、 いつかアルゾーニで!というのがあったからだと思います。

これから経営の事などまだまだ勉強することも沢山ありますが、今まで培った技術・知識を使って、創作料理などをバンバン取り込んでいきたいですね。

母がいた頃のアルゾーニはすごい輝いていました。料理もレベルが高かったし、お客様にもすごく愛されてた。

それにアルゾーニはすごいセンスがあるお店だと思います。色んな所を回ったけどこれほどステキな空間のあるお店は他にはなかったですね。

まずはあの頃の輝きを取り戻したいと強く思います。

さらにその先の事としては、アルゾーニは今のところ1店舗なのでもっと店舗を増やしたいというのがあります。是非、東京にも出店したいですね。
そしてミシュランの星を取る!という大きい夢があります。